こんにちは、りんごちゃんです。今回は新生児の1日をご紹介します。
実際に保育現場では新生児と触れ合うことはあまりありませんが、保護者の方が赤ちゃんを出産されることはよくあります。
実際に新生児ってどんな1日を過ごしているのか、お母さんはどんなことをしているのか知っておくと家庭支援や子どもへの対応に役立つと思います。
りんごちゃんが体験した産後のリアルをお伝えできたらと思います。
新生児の1日
新生児とは生まれてから4週間以内の赤ちゃんのことです。一般的には生後28日未満の赤ちゃんを新生児と呼んでいます。それ以降の赤ちゃんは乳児と呼ばれています。
他に何をしているの?
新生児の赤ちゃんは1日をこんな感じに過ごしています。
同じことの繰り返しだね
新生児期の赤ちゃんは3時間毎に授乳とおむつ替えをしてあとはほとんど寝ています。
もちろん、この通りにいく日もあればなかなか寝ない時やおもったより早く泣いて授乳をするときもあります。
授乳について
新生児期の赤ちゃんは昼夜の区別がないので日を通して同じようなリズムで生活をしています。夜中でも関係なしに泣いておっぱいを欲しがります。
新生児期は3時間毎の授乳と言われていますが、泣いて欲しがったらあげるのが基本です。1日に10~12回程度の授乳回数が目安になってきます。
量は生後1日目は20mlから始まり、24時間ごとに10mlずつ増やしていきます。
生後1日目が20ml、2日目が30ml、3日目が40mlと増えていき、おっぱいの出によっては授乳の際にミルクを足して補います。
完全ミルクだと1日のトータル摂取量は500~600ml程が適量です。
私の出産した産院は混合栄養(母乳+ミルク)のところだったので3時間毎にミルクを持ってきてもらい、おっぱいをあげてからミルクを足していました。
私は完母よりの混合希望だったので、生後4日目以降は毎回ミルクを40mlを足していき、足りなさそうなら1週間毎に10ml増やして様子を見てねと言われました。
母乳だとどのくらい飲めているのかわからないので、産院では「母測」といって授乳前の体重と授乳後の体重を比較してどのくらい飲めているのかを測ってもらっていました。
退院後は測れないからどうしたらいいですか?と聞いたところ、助産師さんからは、元気で機嫌がいいならそんなに心配いらないよといってもらえて安心しました。
授乳時間は1回10分~20分と言われていたので時計を見ながらあげていましたが、10分で寝るときもあれば30分以上あげても寝ない時もあり退院後は時間を気にせずあげていました。
はじめは乳首をくわえさせることも難しく痛くて嫌になりました…。クリームを塗ってもすぐに次の授乳があるのでなかなか治らず辛かったです。
乳頭保護具という便利なものを購入し、使い始めてからはかなり楽に授乳できていました。授乳で悩むお母さんにはおすすめです!
体重が5キロを超えると哺乳力も上がり授乳が楽になると聞いていたので、眠い目をこすって授乳を頑張りました。
2ヶ月を超える頃には5キロを超え、授乳も上手になってきたのでだんだんなれてくると思います。
時間も片方を5分、もう片方を5分とやっていましたが、面倒になって4時の授乳は右、7時の授乳は左と交互にあげていました。
睡眠について
新生児は1日の大半を眠って過ごします。我が子も良く寝てくれる子で、夜中の授乳は起こしてあげていました。
新生児は1日あたり15~20時間眠っています。1度に3,4時間寝る子もいれば1,2時間で起きてしまう子もいますが、泣いて起きても授乳やおむつ替え、抱っこをすると寝てしまうことが多いです。
よく寝てくれる赤ちゃんだとお母さんは助かりますが、赤ちゃんは発達が未熟なため栄養が足りなくなっても眠り続けてしまうことがあります。
低血糖や脱水を避けるためにも3.4時間毎に起こして授乳をしましょう。
赤ちゃんは眠りの浅いノンレム睡眠を繰り返しているので短い時間で起きてしまいます。成長していくと長い時間眠れるようになってくるので頑張りどころですね。
生後28日未満ということはお母さんも産後28日未満です。
何時間も陣痛に耐え、力を振り絞って出産を終えたお母さん。翌日からは母子同室が始まり育児の日々で疲れが取れずに体調を崩してしまう方もいます。
産後1ヶ月は産褥期と呼ばれお母さんにも安静が必要な時期です。
旦那さんや両親など周りが協力してくれるのであれば夜間のお世話は任せて体を休められるといいですね。
お母さんの1日
この生活をするの?
昼夜問わずお腹が空いたらなく赤ちゃんのお世話は言わずもがな大変です。出産で疲労した体で赤ちゃんのお世話をするのはかなり負担があります。
私は里帰り出産で実母が家にいてくれたので、こんな感じで過ごしていました。
お母さんは我が子におっぱいをあげるためにも栄養を取って体力をつけなければなりません。 赤ちゃんが眠ったタイミングで食事をして、夜に備えて睡眠を取ったり横になって体を休めます。
空白の時間でお昼寝をしたり、スマホを見てリラックスしたりしていましたがそれでも夜中に何度も起きるので体はしんどかったです。
退院後には夜中に体の震えが止まらなくなってしまい、産後の恐ろしさを思い知りました。
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旦那さんが育児休暇を取ったり、里帰り出産などで助けてくださる方がいれば上記のようなスケジュールで生活することもできますが、
助けがない場合はご飯を作って食べて片付けてとやっているうちに赤ちゃんが泣いたり、旦那さんの食事の用意や洗濯、掃除などの家事をやらないといけなかったりと日中に体を休めることができない方もいます。
上にお子さんがいらっしゃる場合は保育園への送迎や身の回りのお世話があるのでとてもじゃないけど体を休める時間はありません。
赤ちゃんって寝ている間もうんちやおしっこをするからこの時間以外にもおむつ替えをしたり、吐き戻したら着替えさせたりして本当に休む暇なくお世話をしていました。
私は実母が協力してくれて、授乳以外はなんでもしてくれたので産後の回復も早かったですが一人で乗り越えているお母さんたちを見ていると本当に凄いなーと思います。
体験談
ここからは、私りんごちゃんが実際に出産後、新生児と過ごした体験談をお話します。
基本情報はこんな感じです。
- 第1子(6月)
- 里帰り出産
- 実母の協力あり
大変だったこと
入院中は夕食の下膳が終わる18時半からやることがなく、スマホばかり見るのも良くないよな…と思ってなるべく眠るようにしていましたが、退院してからは横になっても眠れなくてしんどかったです。
もし寝ているときになにかあったら…と思うと昼寝もできずやっと眠れたと思っても泣いて起こされ常に体がだるかったです。
退院後は好きなものばかり食べていたせいか便秘になってしまい、お腹のハリや腹痛がある中でのお世話が大変でした。もし、倒れてしまったら…。トイレに篭りたいけど起きちゃったら…と考えすぎて精神的に大変でした。
里帰り出産にコロナウイルスの感染拡大も相まって、旦那と約半年間会えませんでした。電話も眠くなってしまったり、赤ちゃんが泣いたりとゆっくりした時間は取れず新生児期の可愛い姿を生で見せてあげることもできなかったのが寂しかったです。
とにかく些細な事が心配で仕方なかったです。肌荒れや吐き戻し、授乳時にむせたりと病院に連れて行くほどでもないけど大丈夫なの?と思うことがたくさんあり1ヶ月検診までがすごく長く感じました。
楽しかったこと
退院後はリビングのベビーベッドが赤ちゃんの定位置でした。夜だけ自室にベビー布団を敷いて2人で過ごし、朝になったらまたリビングに連れて行ってお世話をしていました。
よく寝る赤ちゃんだったのでひたすらに寝顔を眺めたり、写真を撮ったりしていたのが楽しかったです。
新生児期は意外と自分の時間もあり、里帰りで家事をすることも殆どなかったのでユーチューブを見たり編み物をしたりと趣味の時間がありました。かなり恵まれているなーと思います。
産後1ヶ月はあまり動いてはいけないと言われていたので基本的には布団の上で過ごし、自室の掃除と赤ちゃんの洗濯くらいしかやることがなかったので時間が余って困るほどでした。
振り返ってみて
今思うと、かなり貴重な1ヶ月だったなと思います。首を支えて抱っこするなんてこの時期しかできないのにもっと抱っこしておいたら良かったかなと思ったり、まったり時間を楽しめたら良かったなーと思います。
産休中はとにかく「暇」で早く仕事に戻りたい!でも赤ちゃんと一緒にいたい!と常に思っていました。もともと一人時間を過ごすことが苦手だったので、赤ちゃんと二人きりで家にこもるこの時期は結構苦痛でした。
体調もなんとなく悪くて、どうしよう…と思っていましたが今になってみるともっと触れ合ったらよかった。と思うこともあります。
これから出産される方は、是非新生児との触れ合いを大切にしてみてください。
まとめ
- 生後28日未満の赤ちゃんを新生児という
- 新生児は1日15~20時間寝る
- 3時間おきに授乳が必要
- 新生児期は周りの助けがあるといい
- 新生児期は1度しかない!たくさん触れ合おう
今回は私の体験をもとに、新生児との1日をまとめました。これから出産をされる保護者がいる場合は気にかけたり、様子を見てサポートしてもらえるとかなり助かると思います。